トレーニングベンチがない状況でも、筋トレを効果的に行う方法はたくさんあります。
家庭にある椅子やソファーなどを使えば、トレーニングベンチの代用として、ワンランク上のトレーニングを行うことが可能です。
今回は、トレーニングベンチを使わずに筋トレを行うための代用アイテムと、そのメリット・デメリットをご紹介します。
初心者の方でも安心して取り組める内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
自宅にある物を利用すれば、トレーニングベンチの代用として使うことができます。
ここでは、代用アイテムと使う際の注意点についてご紹介します。
家にある椅子は、インクラインベンチの代わりになります。
背もたれがあるものを選べば、背中を支えながらインクラインダンベルプレスなどの種目に挑戦できるのでおすすめです。
椅子の背もたれはトレーニング用ではないので、いきなり高重量から始めるのではなく、様子を見ながら種目を行いましょう。
トレーニング中は、常に安定性を確認し、怪我を防ぐために注意が必要です。
ソファーはクッション性が高く、身体を柔らかく支えてくれます。
肘掛けや背もたれのないソファーであれば、フラットベンチの代用として使用可能です。
トレーニングベンチとして使う場合は、硬めのソファーを選び、体が沈み込み過ぎないようにしましょう。
肩幅より小さいクッションを利用すれば、フラットベンチの代用になります。
背中の下にクッションを入れることで、筋肉の可動域を広げられるため、ダンベルプレスやダンベルフライにおすすめです。
また、床に直接寝転がるよりも、クッションを数枚重ねて使用すれば、腰への負担も軽減できます。
雑誌やコミックを積み重ねて使用すれば、高さを調節できるので、体格に合わせてトレーニングが行えます。
しかし、積み重ねてある雑誌は崩れやすいので、紐やバンドで固定するなどの対策が必要です。
ステップや踏み台は、高さがあるため、ブルガリアンスクワットなどの下半身トレーニングに適しています。
しっかりとしたものを選び、安全にトレーニングしましょう。
トレーニングベンチを代用して筋トレを行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
代用アイテムを使った筋トレは、普段とは異なる角度や高さで筋肉を刺激できるため、トレーニングの幅が広がり、ワンランク上の効果を期待できます。
特に、ダンベルプレスやダンベルフライは大胸筋、ブルガリアンスクワットは下半身全体を効率よく鍛えられるのでおすすめです。
トレーニングベンチの設置には、畳一畳分のスペースが必要になり、実際に部屋に置いてみると存在感が大きいです。
しかし、代用アイテムなら収納が容易なので、トレーニングベンチを置くスペースがない場合でも心配ありません。
使わない時は片付けられるので、スペースを有効活用できます。
トレーニングベンチは大きく、使わなくなって処分には、粗大ゴミなどに申し込む必要があります。
ソファーや椅子などで代用している場合、使わなくなっても、本来の用途として使用できるため、処分に困りません。
日常生活で使うものを活用できるので、便利です。
トレーのングベンチを代用することはメリットだけでなく、いくつかデメリットも存在します。
トレーニングベンチに比べて、代用アイテムは安定感が劣る場合があります。
特に重量を扱うトレーニングでは、椅子や踏み台が重みに耐えられず、破損する恐れがあるため、注意が必要です。
本来の使用用途とは異なりますので、軽い重量から様子を見つつ、トレーニングを行いましょう。
安定性が不十分な物で代用すると、フォームが崩れやすく、怪我をするリスクが高まります。
また、トレーニング中に代用している家具が破損することによる怪我の危険性も忘れてはなりません。
特に初心者の方は、安全性を最優先に考えましょう。
代用アイテムは、本格的なウェイトトレーニングには向いていません。
重いダンベルやバーベルを使用する場合は、専用のトレーニングベンチの購入を検討することをおすすめします。
ここからは、代用せずにトレーニングベンチを使用する場合の、メリットについてご紹介します。
トレーニングベンチを代用するメリットと比較してみてください。
トレーニングベンチは、トレーニングを行うために専用設計されており、非常に安定感が高いです。
安定したベンチの上で行うトレーニングは、正しいフォームで安全に鍛えられます。
怪我のリスクを減らしつつ、効果的に筋肉を鍛えることができるのは、大きなメリットです。
トレーニングベンチを使うことで、高重量のダンベルプレスやベンチプレスなど、本格的な筋トレ種目も行えます。
各メーカーのトレーニングベンチは、それぞれ耐久試験を行なっており、耐荷重の範囲内であれば、問題なく使用可能です。
本格的なウェイトトレーニングや多様な種目に挑戦でき、筋肉を効率的に鍛え上げられます。
トレーニングベンチを代用するべきか?購入するべきか?悩んでいる方は、3つのチェックポイントを確認してみましょう。
トレーニングベンチは比較的大きな筋トレ器具で、畳一畳分ほどのスペースが必要です。
自宅や設置予定場所に、トレーニングベンチを置くスペースがない場合は、代用アイテムを検討するのが良いでしょう。
トレーニングベンチを使った筋トレは、本格的に鍛えるワンランク上のトレーニングになります。
短期間のトレーニングや、軽いウェイトでのトレーニングを予定している場合は、代用アイテムで十分です。
これから全身の筋肉を鍛えようと考えている方は、トレーニングベンチの購入もおすすめです。
トレーニングベンチを購入する前に、その種目を体験してみたい場合は、代用アイテムを使ってみるのがおすすめです。
ベンチを使った筋トレ種目は、ワンランク上のトレーニングになりますので、実際に体験してみると、自分にとっての必要性が見えてくるかもしれません。
トレーニングベンチを代用すると、筋トレの幅が広がります。
代表的なトレーニング種目をご紹介します。
背もたれのない椅子やソファーを使って、ダンベルプレスを行うことができます。
大胸筋の可動域を最大限に広げ、効果的に胸板を鍛えられるため、トレーニングベンチを代用したら行いたいトレーニングです。
クッションや背もたれのない椅子などを利用して、ダンベルフライを行うと、胸の筋肉を広げ、形を整えることができます。
クッションの柔らかさが、肩への負担を軽減しながら、胸筋全体に効果的な刺激を与えます。
ステップや踏み台を使って後方の足を上げれば、ブルガリアンスクワットを行うことが可能です。
ブルガリアンスクワットは、太ももの前面とお尻の筋肉を効果的に鍛えられます。
高さを調節することで、負荷の強度を変えられるため、自分のレベルに合わせて調節可能です。
トレーニングベンチと言えば、ベンチプレスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
雑誌やコミックを積み重ねて作った台の上で、ベンチプレスの動作を行うことで、上半身の筋力を高めることができます。
ただし、重量物を扱う際は、安全性に十分注意してください。
トレーニングベンチは、安定した土台の上で多様なウェイトトレーニングを行うために設計されています。
本格的な筋トレを目指す方にとって、トレーニングベンチは非常に有効な投資です。
頑丈な作りと安定したフォームで、怪我のリスクを減らしながら、効率的に筋肉を鍛えることができます。
また、ダンベルやバーベルを使った種目を安全に行うためにも、トレーニングベンチは必要不可欠です。
これらの代用アイテムを使ったトレーニングは、初心者の方でも自宅で簡単に始めることができます。
しかし、安全にトレーニングを行うためには、正しいフォームを身につけ、適切な重量を選ぶことが重要です。
また、トレーニングベンチを購入することを検討する際には、自宅でのスペース、予算、そしてトレーニングの目的を考慮に入れると良いでしょう。
トレーニングベンチがあれば、より多くの種目に挑戦でき、筋トレの効果を最大限に引き出すことが可能です。
代用アイテムも便利ですが、長期的に見てトレーニングベンチの購入をおすすめします。
安全で効果的なトレーニングを目指しましょう。
監修:D-ONLINE(筋トレYouTuber)
高校生の頃から筋トレに目覚め、ジムには通わずに自宅で身体を鍛え上げ、家で出来るトレーニング『家トレ』を研究。現在は、育児や仕事に専念しつつ、筋トレに関する情報や記事の監修に力を入れています。記事に関するお問い合わせはこちらからご連絡ください。