大胸筋や上半身のトレーニングと言えば、ベンチプレスです。
『筋トレのBIG3』と呼ばれるほど筋トレ効果の高い定番のトレーニング。
ベンチプレスで引き締められた上半身は、誰もが憧れるボディラインです。服やスーツの着こなしや、バストアップの効果など、男女ともに嬉しいメリットがあります。
そんなベンチプレスで効率よく筋肉を鍛えるためには、ポイントやコツを身につける必要があります。
今回は、ベンチプレスの正しいやり方やフォームについてのご紹介です。
上半身の筋肉を鍛えたい方や、ベンチプレスを始める方に、参考にしていただけると幸いです。
ベンチプレスでは上半身の多くの筋肉を鍛えられるため、さまざまなメリットが挙げられます。
主なメリットを男女別に確認してみましょう。
上半身の筋肉を全体的に鍛えられるので、男性にとってのメリットとしては、男らしいボディが手に入ることです。
分厚い胸板やガッチリした上半身は、男らしさの象徴でもあります。
胸や腕周りの筋肉が鍛えられると、Tシャツやスーツをカッコ良く着こなせて、自然と自分に自信が持てるようになりますよ。
ベンチプレスでは、上半身の胸・腕・肩の筋肉を鍛えられるので、バストアップや二の腕の引き締め、ダイエットに効果的です。
女性の行うベンチプレスは、回数を多めに設定した有酸素運動寄りのトレーニングなので、筋肉を細く引き締めて鍛えられます。
『ベンチプレス』と聞くと、マッチョな男性が行う筋トレだと思われがちですが、メニューの組み方を変えることによって、筋肉を細く鍛えることが可能です。
ベンチプレスではメインターゲットの筋肉として、大胸筋・三角筋・上腕三頭筋が鍛えられます。
トレーニングにおいて鍛える筋肉を意識することは、筋トレ効果を高める大切なポイントです。
ベンチプレスのやり方についてご紹介します。
ベンチプレスを行う際は、必ずセーフティーバーをセットしてからトレーニングを始めてください。
セーフティーバーは、バーベルを持ち上げられなくなった時に、身体がバーベルに圧迫されないようにする安全装置です。
セーフティーバーは胸の位置よりも高く設定しておき、万が一バーベルを持ち上げられなくても、身体が圧迫されないようにして下さい。
ベンチプレスで安全に筋肉を鍛えるための、ポイントやコツについてご紹介します。
上半身の筋肉を鍛えられるベンチプレスですが、間違ったフォームは怪我や故障の原因になるので、ベンチプレスの正しいやり方を身に着けておきましょう。
ベンチプレスでは肩甲骨を寄せると大胸筋の可動範囲を広げられるので、効率よく筋肉を鍛えられます。
ベンチプレスで肩甲骨を寄せないと筋肉の可動範囲が狭くなるだけでなく、肩に負担が掛かってしまい痛める原因になるので注意しておきましょう。
ベンチプレスを行う際は、両足をしっかり地面につけて、お尻を浮かせないようにしましょう。
つま先立ちやお尻を浮かせたフォームのベンチプレスは、高重量を上げやすくなりますが、筋肉を鍛える意味では効率が悪くなります。
両足やお尻で上半身を固定させて、安全にベンチプレスを行いましょう。
ベンチプレスでバーベルを持ち上げたら、肘を伸ばしきる手前でストップして1〜2秒キープしましょう。
バーベルを持ち上げた状態は、大胸筋や上腕三頭筋が収縮しているので、ギュッと力を入れて筋肉に負荷を掛けると、ベンチプレスの筋トレ効果がアップします。
サムアラウンドグリップとは、親指をバーに巻き込んで握る方法を言います。
親指を外したサムレスグリップでベンチプレスを行うと、手からバーベルが滑り落ちやすくなります。
ベンチプレスは高重量を扱うトレーニングなので、安全に配慮したやり方を意識しましょう。
チーティングとは反動のことを言い、反動をつけた勢いでバーベルを持ち上げる行為です。
チーティングは、上級者が筋肉を追い込む際のテクニックになります。
初心者の方が、反動をつけてベンチプレスを行うと、肩や肘関節に負担が掛かり怪我の原因になりかねません。
ベンチプレスでバーベルを下ろす時は、バーが胸につく直前まで下げると大胸筋が大きくストレッチします。
鍛える筋肉に負荷を掛けながらストレッチさせるのは、ネガティヴ動作と呼ばれ、ベンチプレスで効率よく鍛えるための大切なやり方です。
以上が、ベンチプレスの正しいやり方についての解説でした。
高重量を扱うベンチプレスは、見た目以上に気をつけるべきポイントがあるので、まずは軽い重量からスタートして、身体にフォームを覚えさせましょう。
筋肉を効率よく鍛えるためには、ベンチプレスの正しいやり方やフォームを身に付けることが大切です。
ベンチプレスで上半身の筋肉を引き締めて、理想のボディラインを手に入れて下さい。
監修:D-ONLINE(筋トレYouTuber)
高校生の頃から筋トレに目覚め、ジムには通わずに自宅で身体を鍛え上げ、家で出来るトレーニング『家トレ』を研究。現在は、育児や仕事に専念しつつ、筋トレに関する情報や記事の監修に力を入れています。記事に関するお問い合わせはこちらからご連絡ください。